試験器のデモストレーションも行っております。

コロナテスター

微小なコロナ放電を検知

モーター、トランス等の巻線とコアー及び相間の絶縁、耐圧等の試験は従来AC耐圧試験器及び絶縁計等で試験をしていますが、最近のエナメル線等は品質が非常に良くなり高級な電線などは10kV近くまでの電圧に耐えます。ですから相間の異常接近や巻線のコアーへの接触等は電線にキズが無い限り発見出来ませんでした。異常接近が有る場合、将来振動や湿度等で重大な事故になる可能性が有ります。又、いくら絶縁が完全でも極が異常接近すると必ずコロナ放電が起こります。コロナ放電のエネルギーは微少ですが放電周波数は高く数MHz~100MHz以上になります。本器はコロナ放電をフィルターと高周波AMPで抽出し自動判定します。

高い安全性と信頼性

完全なコロナ放電が発生する直前の小さな放電を検出するため試料にダメージを与えたり、電荷残留による感電の危険はありません。

試験周波数を可変できます。その試料に合った最適な周波数(200Hz~2kHz)で試験出来ます。また高圧の印加は零電圧から徐々に上昇して行き微少なコロナ放電の発生した時点で高圧印加を止め、その時の電圧表示は残します。

微少コロナ放電を検出するので比較的低い電圧で試験出来ます。又、感度調整も4段階調整で試験することが出来ます。

試料への接続不良も検出、報知し誤試験を防ぐ事が出来ます。

完全なコロナ放電前の微少コロナ放電(暗電流)の時点で不良検出しますので高圧印加試験時の放電による破壊は皆無で確実に試験出来ます。

CORONA TESTER  MODEL:HCT-300

試験周波数も幅広く設定でき、外部波形モニターをオシロスコープに接続することでコロナ波形観測も出来ます。(外部波形モニター付)

試験電圧0~3kV
試験周波数250Hz~2.2kHz
ランプ時間試験電圧までの時間を0.5~10sec可変
良否判定上限設定値により自動判定
CORONA感度GAINDL/L/M/Hの4段階

CORONATESTER MODEL:HCT-303,HCB-304C

自動で最大4ステップ(相間U-V間、V-W間、W-U間、コイル-コア間等)まで試験でき、試験電圧も各ステップ任意に設定できます。(外部波形モニター付)

試験電圧0~3kV
試験周波数250Hz~2.2kHz
電圧設定3パターン切替
(ステップ切替器HCB-304C接続時)
良否判定上限設定値により自動判定
CORONA感度GAINDL/L/M/Hの4段階

CORONA&AC PUNCTURE TESTER MODEL:HPC-300AF

HPC-300AFではコロナ試験が終わると自動で通常の耐圧試験に移ります。この時アース浮き検査もしますので完璧な検査が行えます。
自動検査に必要な入出力信号、コロナ量、リーク電流量のアナログデータ等が出力されます。(コロナ試験パス機能付)

試験電圧0~3kV
試験周波数商用電源(50/60Hz)
良否判定上限設定値により自動判定
CORONA感度GAINDL/L/M/Hの4段階
コロナ耐圧部レベル0~100%
0~10V出力付
AC耐圧部0~10mA or 0~100mA/0~10V出力付

CORONA&AC PUNCTURE TESTER MODEL:HPC-300F

AC耐圧計コロナ検出付型で低価格タイプのコロナテスターです。JIS規格AC耐圧試験またはコロナ耐圧試験を選択できます。

試験電圧0~3kV
試験周波数商用電源(50/60Hz)
良否判定上限設定値により自動判定
CORONA感度GAINDL/L/M/Hの4段階
コロナ耐圧部レベル0~100%
0~10V出力付
AC耐圧部0~10mA or 0~100mA/0~10V出力付